HOME
施工事例
草加市　台風前に棟板金交換！築25年の屋根を安全に保つ修理事例をご紹介

工事のきっかけ

今回ご紹介するのは、草加市で築25年のお客様宅の棟板金交換工事の事例です。

お問い合わせをいただいたきっかけは、同じ時期に建てられたご近所の方が棟板金の修理をしていたから「うちもそろそろかも？」とご不安になり、インターネットで検索して、『街の屋根やさん越谷店』を見つけてご連絡をくださいました。

特に今年は、例年より早く台風が発生している状況ということもあり、
「飛ばされる前に見てもらいたい」というご希望でした。

草加市棟板金交換

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 棟板金交換

施工期間: 1日

使用材料: 樹脂製貫板、ガルバリウム鋼板、ステンレスビス

築年数: 25年

工事費用: 210,000円

草加市で、台風時期前に棟板金交換工事を実施

草加市のみなさま、こんにちは。街の屋根やさん越谷店です。

今回の施工事例は、築25年のスレート屋根の戸建て住宅のお客様宅で施工した
「棟板金交換工事」です。
台風前に点検・修理した様子をぜひ最後までご覧ください。

棟板金とはどこかご存じですか？

棟板金は、スレート屋根や金属屋根などの屋根頂部に取り付けられた金属製のカバーの事です。
詳しくは、下記をご覧ください。

棟板金の主な役割と機能とは？① 雨水の侵入を防ぐ防水カバー
棟のラインに生じる隙間をきっちりと覆い、屋根内部に雨水が入り込まないようにします。

② 屋根材の固定と風からの保護
棟板金は、屋根材同士の接合部をまとめ、強風によるずれや飛散を防ぐよう固定する役割も担います。

③ 見た目の仕上げと耐候性の提供
ガルバリウム鋼板などの耐久性素材が使われることで、見た目にも整った印象を与えながら、長期にわたって屋根の先端を保護します。

棟板金が劣化するとどうなるのでしょうか？

強風によって固定が緩んでいた棟板金が剥がされ、屋根の一部がむき出しの状態に。

このように棟板金は風の影響を受けやすく、飛散すれば近隣への被害や雨漏りの原因にもなります。
特に築年数が経ったお住まいでは、釘の浮きや板金の劣化が進んでいるケースが多く、台風シーズン前の点検が非常に重要です。

なぜ固定されていたはずの釘は浮くのでしょうか？

晴れた昼間には、屋根の板金が太陽の熱で温められ、膨張（ふくらむ）します。
一方、夜になると気温が下がるため、膨張した板金が縮みます。
このような温度変化による板金の伸び縮みによって、取り付けられている釘が徐々に浮き上がってしまいます。
特に、昼夜の気温差が大きい季節や地域では、この現象が起こりやすくなります。

お家の一番上に設置されている棟板金！温度差で浮き始めた釘は、風の影響も受けやすいため、どんどん浮いて抜けてしまう事もあります。
見えない部分であるため、問題を未然に防ぐためにも定期的な点検とメンテナンスが欠かせません！

棟板金が果たす役割のまとめ

機能	説明
雨水の侵入防止	棟の隙間をしっかり覆い、内部への水の侵入を防ぐ
屋根材の固定	板金が屋根材をまとめて固定し、風対策にもなる
美観と耐候性	錆びにくいガルバリウム鋼板等で長期の耐久性を確保

棟板金は「ただの金属板」ではなく、屋根の最重要部分を守る防水対策のフロントラインなのです。

棟板金の耐用年数はおよそ15年。
見た目に問題がなくても、内部の木材（貫板）が腐食していたり、釘が緩んでいることがあります。
経年劣化はもちろんのこと、見えない劣化を放置すると、台風や強風で板金が剥がれて飛散し、近隣への被害や雨漏りの原因になる恐れも。
築15年を過ぎたお住まいは、点検・交換のタイミングです。
定期的なメンテナンスで、住まいの安全を守りましょう！

無料点検で発見！棟板金のコーキング劣化

屋根の状態を詳しく調査したところ、以下のような症状が見られました。

・棟板金の継ぎ目のコーキングがひび割れ・剥がれ
・板金自体の塗装が劣化してサビが浮き始めている
・板金を固定していた釘が浮いている箇所もあり

特にコーキングの劣化が進んでいて、このまま放置してしまうと台風時の豪雨で雨水が浸水して雨漏りの原因にもなります。
お客様にも写真をご確認いただき、「これは早めに交換した方が安心ですね」と、棟板金の交換工事のご注文をいただきました。

草加市で実施した棟板金交換工事の流れをご紹介

ここからは、今回実施した棟板金交換工事の施工手順を詳しくご紹介します。
今回の工事では、ガルバリウム鋼板製の棟板金と樹脂製の貫板を使用しました。

関連記事棟板金の交換・修理ガイド｜浮きや飛散の修理事例・費用も豊富に紹介

既存の棟板金・貫板の撤去

まずは古い棟板金と、その下にある貫板（ぬきいた）を撤去します。
築25年ということもあり、木製の貫板でしたが酷い劣化は見られず良かったです。

余談ですが…
木製の貫板にとって水分は大敵で、長期間にわたって浸入された雨水が貫板の劣化を早まらせることになります。そして「雨漏り」へと繋がるのです。ここまで酷い劣化になっていなくて良かったです。

樹脂製貫板の設置

撤去後フラットになった屋根に、新しい貫板（樹脂製）を設置します。
近年では、耐久性の高さから「樹脂製の貫板」が主流となっており、今回はこちらを採用。

樹脂製の貫板の特徴は・・・

・水を吸わないため腐食しない
・長期間釘やビスが効くため強風にも強い
・湿気の多い季節でも変形しにくい

ガルバリウム鋼板製棟板金の取り付け

貫板をしっかりと固定した後は、新しい棟板金を取り付けます。
素材は、耐久性・防サビ性能に優れたガルバリウム鋼板製を使用。
固定するのは、SUSビス（ステンレス製のネジ）を使用して横打ちします。サビに強く、歪みにくいのが特徴です。

ガルバリウム鋼板製の特徴は・・・

・軽量で屋根への負担が少ない
・アルミ＋亜鉛の合金層でサビにくい
・紫外線にも強く、美観が長く保てる

関連記事 ガルバリウム鋼板とは？屋根・外壁で人気の理由とメンテナンス

工事完了

板金の継ぎ目には、防水コーキングを丁寧に打ち直し、雨水の侵入をしっかりブロックします。

このようなコーキング剤は、棟板金の継ぎ目だけでなく、外壁のひび割れやサッシまわりなど、さまざまな場所の防水や補修にも使われます。
劣化の気になる部分がある時は、ぜひ担当者にご相談下さいね。

みなさまが気になる所は、仕上がりもでしょうが金額もだと思います。
おおよそですが、樹脂製貫板と新しい棟板金と撤去処分費で20ⅿおおよそ14万円～（税抜き）です。
気になる部分がある方は、ぜひ担当者にご相談下さいね。

関連記事屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

まとめ

台風前の今こそ「備え」のタイミングです！「まだ大丈夫」と思っていても、屋根のダメージは気づかないうちに進んでいることもあります。
今この時期、台風前の点検・修理が後々の安心につながります。

草加市で棟板金交換をご検討の方は是非「街の屋根やさん越谷店」へ！
棟板金交換はもちろん、屋根全体のチェック・メンテナンスもお気軽にご相談ください。