屋根リフォームの代表的な方法4選!特徴や費用相場、業者の選び方などを解説
そろそろリフォーム・メンテナンスの時期かな?特徴や費用相場、業者の選び方
埼玉県東部地区にお住いの皆さま、こんにちは!街の屋根やさん越谷店です。
今回は、屋根リフォームの代表的な方法4選!をご紹介していきます(^▽^)/
お住まいは新築のときをピークに、時間が経つごとにさまざまな箇所が劣化していきます。
中でも屋根は常に雨風や紫外線にさらされているため、劣化しやすい箇所の一つです。屋根材の種類や環境によって変化しますが、10~20年に一度のリフォーム(メンテナンス)が推奨されており、劣化したまま放置したことでボロボロになるケースも少なくありません。
そこで今回は屋根リフォームの方法や費用相場、業者に選び方などを解説します。
「そろそろ屋根のリフォーム時期かな」と考えている方はぜひ最後までご覧ください。
屋根リフォームの前!確認したい2つのポイント
屋根のリフォームを一度もしたことがない、前回のメンテナンスから10年以上経過しているといった場合、なんとなく「時間が経っているから」という理由でリフォームを検討し始める方も多いでしょう。
屋根リフォームを検討する際、いきなり業者に相談するのではなく、以下の2つのポイントを事前に確認しておくことが大切です。
- ポイント1:屋根修理の目的と方法
- ポイント2:自宅の屋根材の種類
ポイント1 【屋根修理の目的と方法】
屋根のメンテナンスを検討する際、目的と方法を明確にするようにしましょう。
屋根のリフォームは「部分補修」と全面的にメンテナンスを行う「リフォーム」に大別できます。
【部分修理】
部分修理は最小限のメンテナンスでできるだけ費用を抑えたい方におすすめです。
ただ、屋根全面が劣化しているときは部分修理を避けるべきでしょう。
部分修理は屋根材自体がそれほど劣化していないものの、台風や地震で屋根材の一部が崩れたり、強風による飛来物が屋根のてっぺんにぶつかって棟が破損したりした場合など、あくまで一部分に損傷が見られるときに適した方法です。
部分修理は数万円から50万円以下で済むことがほとんどなので、費用を抑えられることが魅力ですが、修理の目的を明確にして行うことが大切です。
【リフォーム】
屋根を施工してから数十年以上が経過し、屋根全体に劣化がみられる場合は部分修理ではなくリフォームが適しています。
屋根のリフォームは以下の4つが代表的な方法です。
- 塗り替え工事(屋根塗装)
- カバー工法
- 葺き替え工事
- 葺き直し(瓦屋根)
どのようなリフォームを行うかは屋根の状態や屋根材の種類、予算、要望によって変わるものの、屋根全面をメンテナンスするならいずれかの方法でリフォームを行うのがおすすめです。
ただ、数十万円~100万円、屋根の状態や家の大きさによっては200万円ほどかかるケースもあるため、部分補修よりも高額な出費が発生することを意識しておかなければなりません。
ポイント2 【自宅の屋根材の種類】
屋根材の種類によって可能なリフォームの方法が変わるため、自宅で採用している屋根材の種類を把握してくこともポイントとなります。
屋根材は以下の4種類に大別できるため、一つひとつ特徴を解説していきます。
- スレート
- 瓦
- 金属屋根
- アスファルトシングル
【スレート】
住宅の屋根材として最も主流となっているのがスレートです。板状の見た目をしており、さまざまなデザインや色があります。
スレートは耐震性や遮音性が高く、軽量なので施工しやすいうえに、安価であることからコストパフォーマンスの高い屋根材として人気です。
なお、スレートは以下の2種類に大別できます。
- 天然スレート:天然石を薄い板状に加工する
- 化粧スレート:セメントと繊維材料を混ぜて板状にする
天然スレートは資源の調達がむずかしく価格が高いことから一般住宅ではほとんど採用されていません。そのため、一般的な住宅の屋根材を指すスレートといえば、化粧スレートのことを指します。メーカーの製品名で「コロニアル」「カラーベスト」などと呼ばれることもありますが、すべて化粧スレートを意味します。
ただ、スレートはセメントを主成分として薄く板状に加工していることから、耐久性がそれほど高くありません。割れや位置がずれる、欠ける、色あせるといった劣化症状がみられます。
【瓦】
和風住宅といえば、瓦を採用している住宅が多いでしょう。
ひとえに瓦といっても種類があり「陶器瓦」と「セメント瓦」が代表的です。ただ、1970年代ごろから普及しはじめたセメント瓦は、耐久性やアスベストの問題などから現在では販売されていません。
|
陶器瓦 |
セメント瓦 |
釉薬 |
塗る |
不要 |
色 |
釉薬によって変化 |
塗料の色が付く |
メンテナンス性 |
ほとんどメンテナンス不要 |
10~15年ごとに塗装が必要 |
耐用年数 |
50~100年 |
30~40年 |
粘土を主成分とする陶器瓦は、メーカーや種類にもよりますが50~100年の耐用年数を持ち、耐用年数が長いことから半永久的にメンテナンスが不要を言われています。
ただ、台風や地震のときに割れたり、ずれたりして不具合が生じやすく、災害には強くないのがデメリットです。そこで、近年では従来の瓦よりもやや軽量の軽量防災瓦のシェアが拡大しています。
【金属屋根】
金属屋根とは、金属板を薄く長い板状に加工した屋根のことです。金属を加工するため、さまざまな屋根の形に合わせてデザインを変更できるのが特徴であり、金属屋根の中でも素材によって以下のような種類があります。
金属屋根の種類 |
特徴 |
トタン屋根 |
鉄板を亜鉛メッキしたもの |
ステンレス屋根 |
鉄が主成分でクロムやニッケルを含んだ合金 |
ガルバニウム鋼板 |
亜鉛とアルミからなる合金 |
銅板 |
銅を素材としており、非常に高価 |
チタン |
金属屋根の中で圧倒的な耐久性があるが、非常に高価 |
銅板やチタンは非常に高価であるため、戸建住宅にはほとんど採用されていません。現在、戸建住宅で最も普及しているのはガルバリウム鋼板であり、軽量で錆びにくく、耐久性が高いことから人気が高まっています。
【アスファルトシングル】
アスファルトシングルは名前の通り、アスファルトを主原料とする屋根材です。
アスファルトシングルはシート状になっており、曲面にも施工できる施工性の高さや軽さが魅力ですが、ほとんどが輸入品であること、耐久性が高くないことなどがデメリットです。
材料費が安いので施工費用を抑えやすいものの、採用率は高くありません。
=☆=屋根リフォームの代表的な4つの方法と費用相場=☆=
屋根リフォームは主に4つの方法があります。
ここでは、リフォームの方法ごとの特徴やメリット・デメリットなどを解説していきます。
【塗り替え工事(屋根塗装)】
スレート屋根や金属屋根は、塗り替え工事によるリフォームが方法の一つです。
ただ、塗り替え工事は屋根の不具合や劣化を解消するというよりも、美観を維持・回復させたり、耐久性を高めて劣化しにくくしたりするのに適した方法です。そのため、すでに劣化が進んでいる状態の屋根には施工できない場合があります。
塗り替え工事は10~14日と他のリフォームよりも短い期間で完了することがポイントですが、定期的に再塗装しなければ状態を維持できません。
採用できる屋根材 |
スレート屋根 金属屋根 |
メリット |
施工期間が短い 1回あたりの施工費用を抑えやすい さまざまな塗料のグレード・種類があり、希望や予算に合わせて選択できる |
デメリット |
定期的に再塗装が必要 劣化が進んでいる屋根には施工できない |
屋根の塗り替えは屋根材や塗料の種類によって定期的なメンテナンスが必要であり、少なくとも13年に一度は再塗装が必要でしょう。1回あたりの施工費用は抑えやすいですが、長期的に考えると後で解説するカバー工法の方が、最終的にかかるメンテナンスコストを抑えられるケースもあります。
【カバー工法】
カバー工法とは、もともとある屋根材の上から新しい外壁材を重ねる工法のことです。
屋根材の劣化は進行しているものの、下地は傷んでいない場合に施工可能であり、なおかつ比較的大規模なリフォームが可能です。
カバー工法はスレートや金属屋根、アスファルトシングルなどであれば施工可能ですが、瓦屋根には施工できません。というのも、屋根材そのものが重い瓦屋根でカバー工法を採用すると耐震性・耐久性に問題が生じる可能性があるからです。
なお、既存の屋根材を撤去したり、撤去した屋根材を処分したりする費用がかからないため、葺き替えよりも工期が短く費用を抑えやすいのが魅力です。
採用できる屋根材 |
スレート屋根 金属屋根 アスファルトシングル |
メリット |
葺き替えよりも施工期間が短い 葺き替えよりも施工費用を抑えやすい |
デメリット |
屋根が二重になるため、家に負荷がかかる 下地まで傷んでいる場合は施工できない |
【葺き替え工事】
すでに雨漏れが発生している、下地が傷んでいるといった場合、葺き替えを行いましょう。
葺き替えとは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材を取り付ける工法のことです。屋根材だけでなく下地材まで補修・交換するため、屋根をまるごと取り替えるイメージで劣化をリセットできます。
ただ、葺き替えは既存の屋根材を撤去・処分し、新しい屋根を一から施工するため、大規模なリフォームとなり高額な費用がかかります。
採用できる屋根材 |
瓦屋根 スレート屋根 金属屋根 アスファルトシングル |
メリット |
屋根全体を丸ごと交換でき、劣化状態をリセットできる 劣化が激しい場合も施工可能 屋根材の種類を選ばない |
デメリット |
施工費用が高額 工期が長い |
【葺き直し(瓦屋根)】
葺き替えと似たリフォーム方法に葺き直しがあります。
拭き直しはいったん既存の屋根材を撤去し、下地や防水シートを交換・補修した後、再び既存の屋根材を設置する方法です。
屋根材自体の劣化が進んでおらず、下地や防水シートなどが劣化しているときに採用される方法であり、屋根材の耐久性が高い瓦屋根に多く採用されています。既存の屋根材を再利用できるので処分費用や新たな屋根材を購入するコストがかからないことが魅力です。
採用できる屋根材 |
瓦屋根 |
メリット |
葺き替えよりも施工費用を抑えやすい 家の見た目が変わらない |
デメリット |
瓦が耐用年数に近づいている場合は、すぐにメンテナンスが必要になるケースがある |
=☆=屋根の種類別!屋根リフォームが必要な劣化の見分け方=☆=
屋根材ごとのリフォーム方法について理解できたものの、いつリフォームするべきかわからない方も多いでしょう。
屋根材は種類ごとに表れる劣化症状が異なり、劣化を見極めてリフォーム時期を判断することが大切です。
【スレート】
箇所 |
劣化症状 |
塗装部分 |
色あせ 剥がれ ひび割れ コケ・カビの発生 |
屋根材本体 |
ひび割れ 破損 反り ズレ |
板金部分 |
サビ 釘の浮き、劣化 板金の浮き、劣化 |
塗装部分は塗膜が劣化することで症状が表れ、触れると白い粉が付着する現象をチョーキングと言います。屋根に直接触れるのはむずかしいためチョーキングには気づきにくいですが、色あせや剥がれ、ひび割れなど見た目で分かる劣化症状もあります。
また、屋根材自体にはひび割れや破損、ズレなどの劣化症状があるほか、板金部分にはサビや釘の浮きなどの劣化症状が見られます。
【瓦】
箇所 |
劣化症状 |
塗装部分 |
色あせ ひび割れ チョーキング コケ・カビの発生 |
屋根材本体 |
ひび割れ 破損 ズレ |
漆喰部分 |
崩れ ひび割れ |
瓦屋根は屋根材自体が劣化に強いものの、台風や強風などでひび割れや欠損が生じることがあります。また、瓦屋根特有の漆喰部分に崩れやひび割れといった劣化症状がみられます。
【金属屋根】
箇所 |
劣化症状 |
塗装部分 |
色あせ 剥がれ サビによる変色 |
屋根材本体 |
サビ 浮き 剥がれ ゆがみ |
金属屋根は金属を塗装することで耐水性を持たせており、経年劣化が進むことで塗膜が劣化して金属に雨水が付着してサビになることがあります。
サビが進行すると屋根材に穴が開く、ボロボロに崩れるといったリスクがあります。
【アスファルトシングル】
箇所 |
劣化症状 |
塗装部分 |
変色 チョーキング 変形 |
屋根材本体 |
下地の露出 浮き 剥がれ 凍結 |
アスファルトシングルは施工時に接着剤を使用するため、経年劣化が進むと剥がれることがあります。屋根材が剥がれると下地が露出するなど他の部分の悪影響を及ぼす可能性があるため、劣化症状を見つけたらメンテナンスしましょう。
=☆=屋根リフォームの業者はどのように選ぶ?失敗しないための見極め方=☆=
屋根リフォームに対応している業者は数が多く、中には施工技術が低い、サービス品質が悪い業者がいるのも事実です。
ここでは、屋根リフォームで失敗しないための優良業者の見極め方を解説します。
※現場調査をしたうえで見積もりを作成してもらう
ひとえに屋根リフォームといっても、屋根材の種類や劣化状態によって適切な方法が変わるうえに、家の形や階数によって施工面積や足場面積が変わるため、最適な方法・見積りを作成するには現地調査が欠かせません。
現地調査には手間と時間がかかりますが、精度の高いプランを提案するには欠かせない工程のため、現地調査を丁寧に行ってくれる業者に依頼しましょう。
※見積書の内容に注目する
見積もりを受け取ったら総額だけを確認するのではなく、内容に注目しましょう。
総額を見て相場と合っているのか確認するのはもちろん、見積書が項目ごとに細かく記載されているかが重要なポイントです。
使用する塗料などの商品名、施工面積、工程などの必要な数量と単価が記載されていれば、丁寧な見積書といえます。
※アフターサービスについて確認する
業者のアフターサービスについても確認しておきたいポイントです。
屋根リフォームは手作業の工程が多く、信頼できる業者であっても施工ミスがないとは言い切れません。万が一のときに備えて、どのようなアフターサービスがあるのか、修繕が有償なのか無料なのか、保証期間はどれくらいなのかなどを確認しておきましょう。※担当者の対応を見る
業者にリフォームを相談したり、見積書を作成してもらったりするときは、担当者の対応もチェックしておきましょう。
リフォームの施工内容の説明や見積書には少なからず専門用語が含まれているため、質問しなければ理解できないこともあります。質問した際、誰にでもわかりやすく説明してくれる担当者なら信頼できますが、適当な説明で契約を急かすような対応では信頼できません。
担当者の対応一つとっても、優良業者なら安心できる対応をしてくれるはずなので、注目しておくのがおすすめです。
=☆=屋根の劣化を放置するとどうなる?=☆=
屋根の劣化を見つけても「今は出費を避けたい」「忙しいから面倒」といった理由で、リフォームを先延ばしにする方もいるでしょう。
しかし、屋根の劣化は自然に症状がよくなることはなく、放置すると次第に状態が悪化し、雨水が侵入につながる恐れがあります。住宅内に雨水が侵入すると、雨漏れが発生するだけでなく、柱や断熱材を腐食させたり、カビを発生させたりすることになります。
雨漏りや構造躯体の腐食が発生すると、大規模な工事が必要になって修繕費用が高額になるので、劣化を見つけたら早めに対処しましょう。
埼玉県で屋根リフォームを検討している方は「街の屋根やさん」にご相談ください!
今回は屋根リフォームの方法について解説しました。
屋根リフォームの代表的な方法は以下の通りです。
- 塗り替え工事(屋根塗装)
- カバー工法
- 葺き替え
- 葺き直し
街の屋根やさん越谷店では、埼玉県越谷市を中心に、埼玉県全域で屋根工事・リフォームに対応しており、徹底した無料点検を実施したうえでリフォームプランを提案いたします。
なお、工事完了後に保証書を発行し、工事内容と使用部材によっては最長15年を保証期間としておりますので、安心してご依頼いただけます。